『強み』を活かすということ

皆さんは、自分の『強み』といったものを考えたことがありますか?
私は今回、真剣に考えてみたので、
1.強みとは。
2.私の強み。
3.強みを活かすには。
といったステップで共有したいと思います。


1.強みとは。
そもそも、『強み』とは、、、
「常に完璧に近い成果を生み出す能力」とされています。
(↑これは、ヤバい!)

また、『強み』は、
「才能」「知識」「技術」の3つからなるとされています。

上記のうちでも、「才能」は、一定の年齢からは変えられるものではなく、永続的なものだそうです。
そして、「才能」は、努力して得るものではなく、誰もが当たり前に行っている思考や行動だといいます。

自分からすると当たり前のことが、
他人からしたら努力であり、簡単に出来ないこと、、それが「才能」なのです!

得てして才能は、自分では気づきにくい。。。

自分の『強み』を開花させるには、
☆自分の「才能」をいち早く自覚し、それに従って「知識」「技術」を積み上げることが必要なのです。


例えば、
「マラソン選手は、とてつもない努力と苦しみを乗り越えたことでマラソン選手になれた。」 と多くの人は考えますが、

『強み』を活かすという考え方では、
「マラソン選手は、マラソンに対する努力を継続する行動や思考のパターンそのものが、もともとの資質(その努力を苦として思わない感覚)として備わっていた。」 となるのです。

「資質」(=マラソンに対する努力を苦として思わない感覚)に「知識」「技術」(→マラソンという分野)が組み合わさったからこそ、マラソン選手になるという『強み』を獲得することが出来たと論じている訳です。


この概念に従うと、
様々なスキルアップ術や、キャリア論、教育そのものなど、「知識」「技術」に関わるものは、
「資質」を明らかにした上で見つけるべきことであることが露呈されるのです。


そう考えると、自分の『強み』とは一体何なのか、
興味が湧いてくる訳です。。(笑)

ですが、『強み』とだけ言うと、それらを利用して、自分の望まぬ人生像を描かれるのではないかと考えるかもしれません。
しかし、それは違っていて、そもそも自分が何に喜びや楽しみを感じるか、といった自分だけが感じている生き甲斐を含めての『強み』なのです。そのため、これらを考えることは、自分の能力と同時に、幸せを最大化する指針になるとも言えるのです。

2.私の強み。
今回は、200万人の資質を調査した結果から導かれたストレングス・ファインダーと人間学の1つであるエニアグラムを使って自分の「資質」を導きだしました。

すぐにやってみたい人は、ネットで検索するとでてきます。
参考図書:
・さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす
・9つの性格 エニアグラムで見つかる「本当の自分」と最良の人間関係

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★ストレングス・ファインダーから分かった自分の5つの資質は、
「未来志向」…未来に何が出来るかというビジョンが見え、それを心に抱き続ける夢想家。
「最上志向」…平均以上の何かを最高のものに高めることに胸躍らせる。持って生まれた転部の才能を最大限利用したいと考える。
「着想」…皆がなかなか解決できずに居る日常的な問題に対して新しい見方をする。
「目標志向」…目標が自らの羅針盤となり、そのために行動し、行動を効率化したいと考える。
「指令性」…主導権を握り、自分の考えを他人に押し付けることは、苦痛に感じない。課題が人々の間で明確に理解されていることを求める。

エニアグラム
・タイプ8
強さを求め自己を主張する人
自分が正しいと思うことのために全力で戦う戦士。勇気とエネルギーにあふれ、不正や怠惰、虚栄心等を素早く見抜き、それらに毅然と立ち向かう。気取りがなく誠実で、弱者をかばい、守ろうとする。

これらの資質を要約すると、私は
『未来に何が出来るかということを、独自の視点から考えたビジョンを心に抱き、それをいかに実現すべきかというもののもとに行動している。中途半端なことはこのまず、やるからには完璧を目指し、自らが意見を持ち、人々を主導していきたいと考えている。』
といったものでした。

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もちろん、ここは違うのでは?と思うところもありましたが、
自分が言語化できずにもやもやと考えていたことをズバリ言い当ててくれるので、とても視界がはっきりする感覚がかなり多くありました。

3.強みを活かすには。
普通の自己啓発だったりは、ここで自分が知れて良かったね。で終わりなのですが、
この「資質」なるものをいかにして、『強み』へと昇華していくかが、ミッションなわけです。

自分の場合、これらの資質を関係図で表してみると、このようになりました。

行動の指針として、未来志向と着想は、ほぼ連結していて、未来はこうなるべきだというのが独自のビジョンが生まれる。
そのビジョンが目標志向へと繋がり、その目標に繋がることをやるか、やらないか、それそのことが最上志向に繋がるといった資質の関係図が構築できました。

それに、独立して、自身が人をまとめたい、考えをぶつけたいという指令性とエニアグラムのタイプ8が存在しています。

これらから、
マクロな意味では、
・ビジョンを掲げ、世界を変えるために自らが先頭に立って戦いたいといった資質や野望がある。

ミクロな意味では、
・企画や立案、ゼロから何かを生み出すことを得意とする。

強みの裏返しとしては、
・自分自身で目的が理解できないものや、自分がやるべきではないと思ったことに対しては、とことん価値を見いださないであろう。

それらから、自分が自分のためにやるべきことは、
・自身に対して、明確な目標を掲げること。
・逆算思考で目の前の事象に取り組むこと。

といったように、解釈できました。
今後、上記の抽象度が高いやるべきことをさらに具体化し、実行へと移っていきます。


私は『強み』を活かすマネジメントを、組織として活用するには、相当な労力と時間を割きますが、それ以上のリターンは期待できると思います。

ですが、個人単位での深い理解と、期待、
それに加えて、その考えが組織文化として根付くほどに浸透しなくては、逆効果となるとも考えます。

自分の資質を気づかせてしまった組織は、それを個人のためにも組織のためにも最大限『強み』を活かす苦労と努力を怠ってはいけません。

少なくとも、私個人としては、この自身の強みを活かすといったことについて向き合っていきたいと思います。
ぜひ、みなさんも試してみてください。

さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす

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9つの性格 エニアグラムで見つかる「本当の自分」と最良の人間関係 (PHP文庫)

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